S様老人ホームの定期検査

  • 2019年10月07日 (月)

設計事務所の仕事として定期検査という仕事があります。

設計業務ばかりではございません。

既存の建物の安全性を検査するのも建築士の仕事です。

1.敷地、地盤     ・・・地盤の自沈や、CBの劣化、敷地内の避難経路が確保されてるかなど
2.建築物の外部    ・・・基礎の損傷や、外壁の劣化など
3.屋上及び屋根    ・・・屋根の劣化損傷など
4.建築物内部     ・・・床、壁、天井仕上げの劣化、防火区画、防火設備の損傷、開口部の確保など
5、避難施設等     ・・・避難通路幅の確保、障害物の有無、非常照明や誘導灯の検査など

おおまかには上記内容の検査です。
人の命と建物の価値を保全する仕事なので責任は重大ですがやりがいはあります。

自分が感じるのは日本は建物に対しての価値を低く見ている若しくはその観点すら無いように
感じます。

要はただの箱と捉えがちだということです。

だからつまらない家を建てては壊す、施設だったりビルだったり建てたは良いものの商業的価値がなくなれば
放置して廃墟になっている建物なんていくらでもあります。

なのでせっかく建てた建築物を大切に保全して長く使っていく、そのための修繕として車の車検システムのような
仕組みを作るだとか、銀行や保険屋さんなんかが建築所有者にメリットがある積立の商品を作るだとか
より行政と民間が力を合わせて建築物を大切に保全していく事が美しいという価値観を持った文化にして
いかなければならないと思いますね。

こんな国土が少ない土地で、人口も減少していく日本でスクラップビルドのビジネスモデルに将来はありません。
picture_tmp20191003_111136_distスタッフ横地による指差し点検
まじめかっっ!!